2021.11.01
ブロッコリーが、がんを減らす?
ARTICLE #04
たまに、
「なんでボディビルダーはブロッコリーをたくさん食べるんですか?」
と質問をされます。
確かにボディビルダーというと、「ささみとブロッコリー」というイメージがありますよね。
ささみに関しては、低脂肪高たんぱくだから、ということで簡単に説明がつきますが、ブロッコリーがどうしてなのでしょうか?(ちなみに、ボディビルダーさんがブロッコリーをたくさん食べるのは、ほとんどの場合「みんな食べてるから」や「なんとなく」です(笑))
ブロッコリーにビタミンや抗酸化物質など、カラにとって有益な栄養素が多く含まれるのは、比較的知られていると思います。
しかし「フィトケミカル」の認知度は意外と低いのではないでしょうか。
「フィトケミカル」とは野菜、果物、豆類、いも類、海藻などの植物に含まれる化学成分のことで、具体的には、植物が紫外線や有害物質・害虫などの害から身を守るために作り出した色素や香り、アク、辛味などの成分のことを示します。
ブロッコリーにはこの「フィトケミカル」の一種である「スルフォラファン」がとても豊富です。
「スルフォラファン」には、解毒や抗酸化で重要な働きをする「酵素」の生成を促す作用があり、体の解毒力や抗酸化力を高めることができると言われていて、
実際に、肝機能障害の男性52名を対象にスルフォラファンを摂取させたところ、摂取群はγGTPやALTの値が有意に改善したという報告があり、スルフォラファンが肝臓の解毒酵素や抗酸化酵素を活性化させることにより肝機能を改善する可能性が高いと考えられます。
また、肺がんが減る、がんのリスクが低下するなどと言った報告もあり、
身体にとって有益な食べ物であることは間違いありません。
更にスルフォラファンには、褐色脂肪細胞という、エネルギー消費量を増加させたりする作用を持つ組織の働きを活性化する作用も認められており、摂取することで脂肪燃焼が促進することもわかっています。良いことずくめですね。
またもう一つ、ブロッコリーには「DIM」といわれる成分が入っており、これが女性ホルモンの量を最適化してくれる働きがあります。そのため、乳がんや子宮がんになった女性が
再発のためにDIMのサプリメントを勧められることもあるほどです。
男性トレーニーにとって、女性ホルモンは浮腫みを誘発したり、脂肪燃焼を抑制する働きもあるため、それを調整してくれるブロッコリーを食べるのは、とても理にかなっていると言えます。もちろん、女性に有益なことはいうまでもありません。
ちなみに、米国農務省(USDA)、食品医薬品局の調査により、ブロッコリーをはじめとしたアブラナ科の野菜は、残留農薬少ないことが明らかにされています。
ここまで話すと、もう食べない理由が見つからないブロッコリーですが、BIRUMESHIには、ほとんどのメニューでブロッコリーが使用されています。
皆様も是非、ブロッコリーが豊富なBIRUMESHIを食生活に取り入れ、健康増進を図ってみて下さい!