高たんぱく低脂質だけじゃない　鶏むね肉のパワー

2023.07.21

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トレーニーにとってのたんぱく質源として、鶏むね肉はなくてはならないものですね。
そんな鶏むね肉は高たんぱく低脂質なだけではなく、疲労回復や脳の老化防止にも役立つという研究結果があります。

鶏むね肉にイミダペプチドが入っているというのは有名なのでご存知の方も多いかと思います。

イミダペプチドは長距離を移動する渡り鳥の羽根の付け根や、カツオやマグロなどの回遊魚の尾びれの付け根に多く含まれます。

私たち人間には自律神経に含まれていて、疲労を感じる物質である活性酸素を除去してくれています。

仕事や軽い運動など日常の疲れは、この自律神経の細胞が恒常性を維持しようとして多くの酸素を大量に消費し活性酸素を生み出すことで感じます。

イミダペプチドはポリフェノールなどの他の抗疲労物質に比べて長時間働きかけることがわかっているので、日常的な疲労に最も効果があるとされています。

イミダペプチドの摂取によって脳の老化の改善効果があり、将来的な認知症の予防につながるという2014年の農林水産省の研究結果があります。

中高齢者に鶏肉由来の成分を摂取する群と摂取しない群に分けたところ、摂取した群の方が前頭葉（記憶や心理機能に関する部位）の脳委縮が優位に改善しました。

抗疲労効果は以前から注目されていましたが、将来の認知症の予防につながるというのは比較的新しい事実です。

高たんぱく低脂質なことから上記に合わせて、生活習慣病につながるような肥満や高脂血症の予防ができるということもありますね。

今はそんな心配がないという方も、鶏むね肉を食べる習慣を継続すれば将来的にも健康な身体でいられる確率が高まりますよ！